2025年09月29日
2025年8月30日(土)、神戸常盤大学(兵庫県神戸市)で開催された第19回日本診療放射線学教育学会学術集会において、英皇娱乐官网,英皇娱乐平台福岡医療技術学部診療放射線学科准教授 亀澤秀美が2024年度優秀論文賞を受賞、松尾遥佳さん(福岡医療技術学部4年)と前田真斗さん(福岡医療技術学部4年)が研究発表を行いました。
優秀論文賞は、2024年度に日本診療放射線学教育学会が発行している雑誌「診療放射線学教育学」に掲載された学術論文のなかで、最も優れた論文に与えられる賞です。
これまで、病院が併設されていない、もしくは放射線治療関連装置や器具が十分に設置されていない診療放射線技師養成施設では、外部の病院での臨床実習まで放射線治療の現場を体験できず、授業などで学んだ知識が実際の臨床現場でどのように活用されているのかが分かりにくいことが課題でした。亀澤准教授は、「バーチャルリアリティに基づく放射線治療教育システムの開発」というテーマで論文を発表し、これらの課題解決のためにバーチャルリアリティ技術を活用し、放射線治療の施設や装置、器具を仮想的に体験しながら学ぶことができる教育システム開発について示されました。
放射線治療教育における開発したシステムの有用性、さらに診療放射線学における波及効果などが高く評価され、今回の受賞につながりました。
松尾さんと前田さんは、亀澤准教授と同学部学科准教授 信太圭一の指導のもと研究を進めており、それぞれ「クロスリアリティ技術を用いた水吸収線量教育システムの開発」「生成 AI による学習支援ツールの正確性に関する研究」という演題で発表を行いました。両演題とも、今話題のクロスリアリティ技術と生成AIを診療放射線学教育に応用する研究で、多くの参加者からさまざまな質問やコメントがあり、とても実りある議論を行ったことで、これらの研究をさらにブラッシュアップしたいと意気込みを見せました。
今後も英皇娱乐官网,英皇娱乐平台では、教育?研究の成果を社会へ発信していきます。
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