2025年11月14日
2025年11月3日(月?祝)~11月5日(水)、国立京都国際会館(京都府京都市)で開催された第98回日本生化学会大会(創立100周年記念)において、英皇娱乐官网,英皇娱乐平台福岡医療技術学部医療技術学科講師 塩井成留実が「Structure-specific DNA endonuclease T7 endonuclease I cleaves DNA containing UV-induced DNA lesions」という論文で、JB(The Journal of Biochemistry)論文賞を受賞し、同月4日(火)に受賞式典が行われました。
本論文では、T7エンドヌクレアーゼIという酵素が、紫外線によって生じるDNA損傷を認識し、切断するという新たな基質特異性を明らかにしました。これまで、同酵素は主にDNAの構造異常であるヘアピン構造やミスマッチを認識して切断すると考えられていましたが、本研究により、紫外線損傷DNAをも特異的に認識?切断することが示されました。この発見は、日光や紫外線によるDNAダメージを調べる新しい方法や、細胞が傷を修復するしくみの理解につながることが期待されます。
この成果は、DNA修復機構の理解を深めるだけでなく、紫外線損傷検出や遺伝子操作への応用可能性を示す点が高く評価され、今回のJB論文賞の受賞につながりました。
塩井講師の今後のますますの活躍が期待されます。
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